ACODELIA|TAKASHI O'HASHI [DDCR7005]

ACODELIA|TAKASHI O'HASHI [DDCR7005]

販売価格: 2,408円(税別)

(税込: 2,648円)

サイズ: 24

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アコースティックで炸裂する大橋隆志ワールド

「Neither Reality Nor Fiction」('91)に参加したイギリス人シンガー、KEVIN SAUNDERS(Vo)とのコラボレーション曲を含む、驚きに満ちたアコースティック・アルバム。

<収録曲>
1. INCURIOUS BLUES
2. LUCK OF COMMUNICATION
3. MAN ON THE MOON
4. ANGEL
5. C U NEXT TUESDAY featuring KEVIN SAUNDERS
6. HAPPY DAY TO CLIMB reprise
7. FALL
8. ELECTRIC BODY
9. LISTEN TO THE MUSIC


<Notes & Thoughts by T.O'HASHI>

1. INCURIOUS BLUES
今回のセッションの為に書き下ろした曲。アイデア出しの段階でハープを吹いてみた。で、今回は高木大介氏にハープでアルバムに関わってもらおうと思った。最終的に は、アレンジが変わったり,雰囲気の現状を伝える為に、データを東京と豊橋でネットを介してやり取りしながら完成させて行った。大介はプロのハーピスト ではない、でも粗の無いプレイよりも、ローファイで純粋な響きがこの曲にリアリティを加えてくれた。歌詞に関しては降りてきた。温暖化に関する 内容で、それをトランスレートして演じた感覚に近い。ギターはOPEN GのDOBROをサムピックを使って、Bukka Whiteとかみたいに弾けたらなあと想いながら弾いた。

2. LUCK OF COMMUNICATION
セッ ション開始から2曲くらい録ったところで、ハードエッジな曲が恋しくなった時に選曲した。The Outsidersの未発表曲。ベーシックを録った後、Benny GoodmanのCDの音の中にあるようなタムタムのサウンドが聴こえて来た。それをアフリカンな雰囲気で出来たらカッコいいなあと、そのイメージを徹さ んに叩いてもらった。

3. MAN ON THE MOON
このアルバムは、この曲のアコースティック・ライブ・アレンジ ver.を録音してお きたかった、というのが始まりで、一番最初に取りかかった曲。数日でライヴ・ パートを録り終え、他の曲の録音が進行するうちに思いついたアイデアを付け加えていった。おもちゃの鉄琴とか、それをエフェクトで遊んだり、パーカッション入れたり、しまいにはBassまで出て来た。ライヴ感を維持する為にその多くをそぎ落として仕上げた。不思議なヴァイヴが持続する曲にしたかった。オリジナルは The Outsidersの「Fantasia」に収録。

4. ANGEL
イギリスのKEVINに送った2曲のうちの一 曲。'96~7年頃のストックの中から選曲。レコーディング・セッションの経過とともに、自分の中でイメージが具体的になっていったのと、一方のKEVINも"C U Next Tuesday"の仕上げの時間的都合から、この曲は僕の元に戻って来た曲。歌詞について、姪が誕生して数日後に初めての対面をした時、「生まれたての命」ってのがもの凄く美しくて、その時感じたものに集中してたら歌詞ができた。だからこれは彼女と新しく生まれてきた命達に捧げた曲。Open Cにチューニングしたギター一本と音源のシタール、タンブーラのみによる演奏。

5. C U NEXT TUESDAY
KEVINとメールのやり取りをするようになったのが、2006年の暮頃からで、'91年に共作しアルバム「Neither Reality Nor Fiction」に収録した"Body & Soul"のリメイクをしたらどうかという話になっていた。KEVINの友人のクリエイターJONATHANと、3人のプロジェクトが始まっていた中でこのアルバムの制作が始まった。数曲録り終えたあたりで、このアルバムに何かスペシャリティを残したいなと思って思いついたのが、この曲をKEVINとコラボすることだった。'96~7 年頃のストックの中から選曲。レコーディングに関しては、インターネットを使えば日本とイギリス、離れた環境下での制作が可能だということを実感しなが ら、ワクワクしながら作業をした。アレンジとラフなトラックが仕上がった段階でイギリスに送り、メールで歌詞を打ち合わせし、完成したボーカルトラックを 送ってもらった。このアルバムで唯一ドラムが入ってる曲。ドラムは田中徹氏。徹さんのドラムにはいつもいいフィーリングがある。自分のギターや曲とどんな 風に絡むとカッコいいかな、ということは常々考えていることでもあって、この曲は徹さんのドラム以外他は考えられなかった。 ギターは12弦、Bassはプレベ。あとホーンを打ち込んだのだが、フレーズ構成やブレスの面で、子どもの頃トランペットをやっていたのがこんなところで役立つとは思わなかった。

6. HAPPY DAY TO CLIMB reprise
ライヴでやった時に歌詞を増やしたので、このアルバムに入れる事を考えた。「ROCK 'N' ROLL」のセッションの時、徹さんがブラシ・スネアとハイハットをプレイしてくれたヴァージョンが未発表だったので、そのトラックを活かしてExtended Versionを作ってみた。スライドのパートは新たに加えた。Ry Cooderの「My Name Is Buddy」というアルバムがリリースされた頃でよく聴いていた、その影響が出てよりRootyな雰囲気になったと思う。

7. FALL
書き下ろしの曲 で、作曲、作詞、レコーディングなどあらゆる場面で最も難航した曲。録り直しや削除したパートも多い。なかなか先の見えてこない曲だった ので、詩の主題まで「堕ちること」になった。何に堕ちて行くのか?それをテーマに膨らましていった。曲調とのギャップが面白いと思ったし、歌詞はかなりBLUES。曲としてはカントリーやブルーグラスなどのルーツ・ミュージック的な部分で、何かいいポップスが作りたいなと始まった。12弦を5カポで弾いたのがベーシック。レ コーディングで初めてマンドリンを弾いた曲。

8. ELECTRIC BODY
"Man On The Moon"の 次に録音を始めた曲。ライブでのリクエストがヒントになってアレンジに着手した。サンプリング・マシンを使ってアコギ一本で全ての音を構成した。特にライ ヴを意識して作ったバージョン。サビの部分をどうしようかと想い倦ねたが、ワンコードで行こうと思いついて、今回のヴァージョンが完成した。

9. LISTEN TO THE MUSIC
これもライヴ前提でアコースティック・アレンジした。キーをオリジナルより一音上げて、オクターブ下で歌った。演奏もゆったりした呼吸を感じられるポイントを探しながらフレーズなどを構築した。E- Bowを使って出したストリングスのような雰囲気が、この曲に上手くハマったと思う。オリジナルは The Outsidersの「Fantasia」に収録

品番:DDCR-7005(2007年リリース)

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